2016-03-04 山を愛する者 登山-山登りハイキングトレッキングで疲れない方法

登山・山登りハイキングで疲れない方法 登山の疲れない登り方

登山・山登りハイキングトレッキングで疲れない方法

山登りで休憩中の写真

糖とグリコーゲンの欠乏が疲れる原因であることは前のブログでわかりました。登山・山登りハイキング、トレッキングで疲れない方法はあるのでしょうか?疲れない方法について紹介したいと思います。

プロの登山家やスポーツ選手がタフなのはなぜ?

運動を継続するにはエネルギーの供給が必要です。プロの登山家やスポーツ選手が疲れないのはなぜなのか?私たち初心者とプロの登山家やスポーツ選手との違いは「日ごろのトレーニング」と「肉体」、「技術(テクニック)」「知識や経験、判断力」にあるといえましょう。知識は努力次第でしょしんしゃでも何とかなりますが、それ以外については日ごろのトレーニングが必要となります。

登山に慣れた人の心臓は肥大しており肺や全身の筋肉も鍛えられている

スポーツ心臓はある面では病気の原因にもなるのですが、肉体を酷使して生計を立てている人にとっては優れた運動能力を発揮するために必要なものです。私たちのような初心者がスポーツ心臓を求めることはやめておいたほうがよいでしょう。スポーツ心臓を持つ人は血液を送り出す量が普通よりも多いので、それだけ筋肉を動かし続ける持久力もあるということになります。酸素を摂り入れ体のすみずみまで栄養を送る能力も優れています。

登山・山登りやハイキング、トレッキングで疲れない方法とは?

まずは減量する

人間は水平に移動するときよりも縦に移動するときに多大なエネルギーを要します。ですので体重が重ければ重いほど体や心臓への負担がかかります。減量といっても食事を減らすことではありません。食事を減らせば筋肉まで減ってしまいますので、糖質は食べ過ぎないことと、なるべく有酸素運動を心がけタンパク質も標準量を摂取します。言うは簡単ですが、減量をやり遂げるのは困難です。標準体型であればぽっちゃり程度でも十分でしょう。むしろ痩せすぎは凍死しやすいので危険です。

トレーニングする

できる限り有酸素運動(ウォーキング)をして全身の持久力(=長く運動できる力)を養いましょう。足の裏も歩行に慣れていないと山登りや長時間の歩行で傷つきやすいので山登りする前に平地で数時間歩けるか試してみましょう。本番と同じ重さのリュックを背負ってトレーニングすれば自信につながるでしょう。太ももの筋肉も鍛えておきます。

睡眠-起床リズムを本番の時刻に合わせておく

毎日早寝早起きできる人にとっては無問題でも、遅寝遅起きや睡眠サイクルがずれている人は出発日までに1カ月くらいかけて睡眠-覚醒のリズムを整えておきます。生体リズムが登山のスケジュールとずれていると眠って休めなかったり朝の光がまぶしすぎたりと過酷です。

アミノ酸-ブドウ糖-塩などのサプリメントを準備する

サプリメントは軽いので経口補給しながら登山すると疲労が気持ち軽減されます。ブドウ糖は飴などすぐ溶けやすいものになっているものがよいでしょう。塩は梅干しでも岩塩でも構いません。アミノ酸もタブレット型で口の中で溶けやすいものが軽くておすすめですが、ペットボトルで持って行っても(帰りは軽くなるので)よいでしょう。

ゆっくり登る・下山する

太っている人は標準体型の人と同じペースで登ることはまず不可能です。自然とゆっくりになってしまいます。体重が重い人や体力がない人は人よりも2倍ほどの時間を見積もっておいて、途中下山することも視野に入れておきましょう。普通体系の方でもゆっくり登れば疲労は少ないです。
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