登山-山登りの基本-靴・道具-いい道具の選び方
登山-山登りで靴や服装の選び方がわからない初心者必見の情報!登山の経験が浅い人こそ知るべきポイントを解説いたします。よく初心者だから「Tシャツとスニーカーと適当なリュックで十分」という人がいますよね。実はその考え方は間違っています。昔は今のような機能性を備えた登山専門のウェアやシューズなどありませんでしたから、そのように考えたのも無理はありません。しかし今は完全に時代が違います。
初心者こそよい道具を選ぶべし。
たいていの貧乏な人たちは家にあるもので登山-山登り、ハイキングやトレッキングを済まそうとしがちです。普段着のTシャツにワイシャツ、いつものズボンに運動靴に帽子とリュックと水筒とタオルとおやつとお弁当。小学校の日帰り登山ではこのように「持ち物リスト」に書かれてましたよね。子供のころは身体が柔軟で体重も軽く山登りなんてへっちゃらでした。しかしこれをお読みの皆さんは大人でしょうから普通の道具では足腰が痛くなって山行が嫌になったりけがをしてしまうかもしれません。
最新のよい道具は体の負担を少し軽くしてくれる。
登山-山登り-ハイキングやトレッキングでは道具の選び方次第で疲れ方が変わるといっても過言ではありません。特に高齢になるほど道具は自分の体に合ったものを選ばないと道具により自分の体を傷つけてしまうこともあります。膝や腰のサポーターやステッキなど昨今は昔に比べると登山での体への負担を軽くしてくれる機能性ウェアも豊富です。体力の衰えを感じている人ほどよい道具を選ばなければなりません。
登山-山登り-ハイキングやトレッキングの道具選びは慎重に。
登山道具は選び方を間違えると痛い思いをしてしまいます。初心者向きや中級者向き、上級者向きの道具に分かれています。初心者の方がしっかりした作りのプロ用の靴をいきなり履いてしまうとあまりの重さと硬さに疲れてしまったり足を痛めてしまう場合があります。
登山の道具は高い=よいではなく、身体に合う・合わない、使える・使えないで選ぼう。
登山の道具は高ければよいというわけではありません。もちろん値段が高いほど作りがしっかりしているという点ではそうかもしれませんが、単に作りこまれた製品が山登りの初心者の方に合うというわけでもないのです。はじめから上級者用の道具を選んでしまいますと、道具の扱い方も上級の熟練を要しますから後で困ることになる場合があります。
登山の道具は行く場所によってと装備を変える。
当たり前のことですが、大人数で登りすぐに戻ってこられる適当な山に登るのと、標高の高い山や万一悪天候になると戻ってこられない山に行くのとでは必要な道具が違います。季節によっても必要な登山装備は違います。ロープウェイやドライブウェイがあるほど標高の高い山は途中まで車やゴンドラで行けると甘く見ないで戻ってこれないことも想定しなければなりません。後で冷や汗をかくことになりますよ。
デザイン・オシャレな登山服・登山靴・山登りのリュックは後回し。
山ボーイ・山ガールでオシャレをすることに最大の時間と労力をかけておられる方も多数いらっしゃるようですが、山登りではデザインやオシャレといった点を選ぶのは一番最後にしましょう。デザインのために機能性を捨ててしまっては本末転倒です。襟巻で首がしまったりスカートがひっかかって逆さにつりさげられてしまうこともあります。薄手あるいはふわふわの帽子がよいとは限りませんしかっこ悪いからといって必要な物を買わないことのほうが危険です。それと、内側がガラス素材の魔法瓶だけはやめておきましょう、岩にぶつけて水筒が壊れて水が飲めなくなり非常にトラウマになりますから(経験済み)。
登山の道具はできる限り専門店で買いましょう。
大手スーパーのスポーツ用品店コーナーではあまり本格的な道具は売られていません。登山の道具は専門店での購入がおすすめです。ただし、いくら専門店といえども販売をしたり製品の企画を練っている人がプロとは限りません。また登山用具を作っている人が登山の専門家でもなく低賃金で働く人々が作るものであり儲けを多く取るために専門店といえども必ずしも高品質ではないことを忘れないでおきましょう。ベストな店は店主自身が登山の専門家で道具の良し悪しをわかっており時間給労働者や月給労働者ではない店です。通信販売の場合は家に品物が届いてみないと靴やウェアがサイズに合うかわかりませんので、返品の対応について調べておく必要性があります。また通販は購入者が一度履いたパンツや水虫で汚染された靴や不潔な頭で被った帽子などが売られている可能性も捨てきれませんしそれらを避けることは不可能です(店頭販売ならまだ避ける方法はありますが)・・・。私もよくネット通販を利用しますが「返品しました」なる書き込みを自分が購入した商品(下着)で頻繁に見ますと気分が萎えてきます。
カメラ・スケッチブックは軽量でコンパクトなものを。
山に行って美しい写真を撮りたい。しかしフルサイズと重量のあるレンズを持っていったら2kgはします。2kgはペットボトル一本分です。果たしてそのような重量のある道具で急斜面を登り続けられるでしょうか?もちろん映像作品を撮るために登っておられる方々は鍛えられているプロです。バードウォッチングのための望遠鏡も三脚と合わせればやはり2~3kgはします。スケッチブックを持って行くにしてもカメラほど重くはないにしても背中のリュックの中でがしゃがしゃと騒音と道具が飛跳ねる音が気になりますしスケッチをするには目を傷めないためにサングラスとパラソルが必要でしょう。どんな重量の機材を登山に持って行かれるかについてはどうぞご自分の体力とご相談ください。
ステマ・広告に流されない。
ほとんどの人はおそらく雑誌やインターネットの専門サイトでさも役に立つかのように書かれた文章を目にすることでしょう。しかしそれは売るために書いてある記事ですから、実際に私たちのような関連業種ではない人々が使った感想ではありません。登山の道具には必ず負の側面もあるはずです。いいことばかりが書かれている記事は信じないほうがよいでしょう。